Japanese
English
症例
Payr氏病について
Studies on the Payr's Disease
今井 五郞
1
,
三枝 義雄
1
,
針谷 宏
1
,
本多 正
1
Goro IMAI
1
,
Yoshio SAIGUSA
1
,
Hiroshi HARIGAYA
1
,
Tadashi HONDA
1
1横浜市立大学医学部第一外科
1The 1st Surgical clinic, Yokohama City University, Faculty of Medicine
pp.445-448
発行日 1959年4月20日
Published Date 1959/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202382
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緒言
パイヤー氏病とは1905年Payrが結腸の肝並びに脾彎曲部特に後者に於ける強度の屈曲と,周囲の癒着によつて生ずる良性の慢性腸狭窄症状を呈する疾患として系統的に報告したものである.本邦に於ては本症の報告例は少く,私達の調査によると43例の報告の内手術的治療を行つたものは僅かに20例にすぎない.
最近,私達は本症の1例に遭遇し手術的に治療を行い,著者の1人今井が既に報告した1例を含めて考察を加えて報告する.
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