Japanese
English
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乳腺結核の6例
Mammary Tuberculosis: Report of Six Cases
渡邊 千春
1
Chiharu WATANABE
1
1東京大學醫學部福田外科教室
1Surgery of Medical Dept., Tokyo University
pp.308-310
発行日 1950年6月20日
Published Date 1950/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200658
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1. 緒言
乳腺の結核性炎症は極めて稀な疾患で,文献によれば,Astley Cooper(1829)がScrofulous Swelling of the Busomと題して報告したのが,その最初であると云われる.其の後逐次報告例は増加し,最近迄に約500例に及ばんとしている.本邦に於ては,明治25年三宅教授1)が其の第1例を報告して以来,諸家の報告を合しても未だ100例に満たない.
私は都築福田両外科教室を通じて6例の乳腺結核入院患者を得たので簡單に報告したいと思う.
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