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特集 一般外科医が知っておくべき小児患者への対応
知っておきたい疾患と治療のポイント
小児期に合併症を併発したMeckel憩室
Child patients with complicated Meckel's diverticulum
富田 凉一
1,2
Ryouichi TOMITA
1,2
1日本歯科大学生命歯学部外科学講座
2日本大学医学部外科系小児・乳腺内分泌外科学分野
pp.552-555
発行日 2013年5月20日
Published Date 2013/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104569
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【ポイント】
◆8歳以下の男児に多く,術前確定診断は難しい.合併症(憩室炎,腸閉塞症,穿孔,下血)に手術が行われる.
◆回腸末端から30~90 cmの腸間膜反対側に存在することが多く,約20%に異所性組織(胃粘膜,膵組織など)がみられる.
◆手術は,憩室切除,楔状切除,小腸部分切除が行われるが,異所性組織の切除断端への移植や遺残に注意しなくてはならない.
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