特集 外科医のための大腸癌の診断と治療
7.大腸癌の化学療法
大腸癌における術後補助化学療法
室 圭
1
Kei MURO
1
1愛知県がんセンター中央病院薬物療法部
pp.428-436
発行日 2010年10月22日
Published Date 2010/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103305
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■術後補助化学療法における5年OSと3年DFSの強い相関性が認められ,プライマリーエンドポイントが3年DFSとするrationaleとなっている.
■わが国における術後補助化学療法は,5-FU+LV,UFT+LV,カペシタビン,FOLFOX4またはmFOLFOX6療法が推奨され,6か月間投与が原則である.
■欧米では3つのRCTの結果,FOLFOX療法(L-OHPを含む治療)が第一の標準治療となっており,わが国での本治療の成績(基礎データ)が必要である.
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