内視鏡外科トレーニングルーム スーチャリング虎の穴・3
意識することで簡単に…―サムズ・アップ
内田 一徳
1,2
Kazunori UCHIDA
1,2
1Clinical Advisory Board, M・O・E・T INSTITUTE(Microsurgery & Operative Endoscopy Training)
2たかの橋中央病院外科
pp.1125-1131
発行日 2009年8月20日
Published Date 2009/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102668
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I'm home!
米国内視鏡外科学会(SAGES)が開催された話題のアメリカから,発熱もなく無事に帰ってまいりました.
この学会は私にとって特別な学会で,「世界は今」といった内視鏡外科の最先端を学ぶのみならず,毎年新しい仲間が増えていきます.学会自体がちょうどよい規模ということもあってか,論文や術式,鉗子の名前などでしか知ることのできなかった遠い存在の先生たち(想像上のDr)が,身近な存在として普通にその辺を歩いています.それはまるでファンタジー! よみがえる幼い日の感動! 初めての動物園で,図鑑でしかみたことのなかったライオンが「動いてる~!」っていうのと同じ感覚です.タイミングを見計らって声をかければ,貴重な話を直接聞く機会にも恵まれます(むやみにチョッカイを出すと咬まれる可能性も…).アメリカという土地柄もあるのでしょうが,どの先生もフレンドリーで,「ハ~イ」と手を挙げると必ず,“(^_^)”ってしてくれます.こうなるとしめたもの,日本に帰って同僚に「この鉗子を作った○○先生って,俺の知り合いだよ」なんて自慢話ができます.是非,皆さんもお越し下さい.本当に世界観が変わっちゃいますよ.
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