Japanese
English
臨床報告 1
サーベイランスにより発見された遺伝性非ポリポージス大腸癌(HNPCC)の1例
A case of the hereditary nonpolyposis colorectal cancer(HNPCC)presented with colorectal surveillance
西原 政好
1
,
藤本 高義
2
,
伊澤 光
2
,
金井 俊雄
1
,
冨田 尚裕
3
Nishihara Masayoshi
1
1市立柏原病院外科
2兵庫県立西宮病院外科
3関西労災病院外科
キーワード:
大腸多発癌
,
遺伝性非ポリポーシス大腸癌(HNPCC)
,
サーベイランス
Keyword:
大腸多発癌
,
遺伝性非ポリポーシス大腸癌(HNPCC)
,
サーベイランス
pp.839-842
発行日 2003年6月20日
Published Date 2003/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101431
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はじめに
遺伝性非ポリポーシス大腸癌(HNPCC)は若年に発症し,大腸多発癌,多臓器重複癌の発生などの特徴を有する遺伝性疾患である1).遺伝性疾患においては臨床医は詳細に病歴聴取を行い,その発端者を的確に診断し,第2,第3の癌の発生を予防するのみならず,近親者に対するサーベイランスも行う必要がある.今回,筆者らはサーベイランスにより発見されたHNPCCの1例を経験したので報告する.
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