Japanese
English
総説
神経内視鏡の進歩
Progress of Neuroendoscopy:Current Application and Future Perspectives
森田 明夫
1
Akio Morita
1
1東京大学医学部附属病院脳神経外科
1Department of Neurosurgery, Faculty of Medicine, The University of Tokyo
キーワード:
neuroendoscopy
,
minimal invasive surgery
,
microneurosurgery
,
cranial base surgery
,
hydrocephalus
Keyword:
neuroendoscopy
,
minimal invasive surgery
,
microneurosurgery
,
cranial base surgery
,
hydrocephalus
pp.602-614
発行日 1999年7月1日
Published Date 1999/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406901462
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はじめに
1980年代以降,消化器外科,胸部外科,婦人科,耳鼻咽喉科などの領域において患者への侵襲を少なくすることを目的に内視鏡を用いた手術手技が適用されることが多くなってきた。一方,脳神経外科領域においては今世紀の初頭より内視鏡は水頭症などの手術に用いられていたが,内視鏡が適応となる症例はごく限られたものであった5,19)。近年,他科の内視鏡技術の進歩に伴い,脳神経領域においても内視鏡が用いられる機会が増加している。筆者は神経内視鏡を1994年から用いているが,その経験をふまえて,現在までの進歩,現在使われている神経内視鏡の装置,問題点,今後の開発の目標についてまとめる。
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