慢性アルコール中毒患者の大脳皮質におけるノイロン消失のパタン，他

Patterns of neuronal loss in the cerebral cortex in chronic alcoholic patients: Harper C & Kril J/J Neurol Sci 92: 81-89, 1989

　アルコール中毒患者の大脳皮質のノイロン消失はかつては疑われた程度であったが，最近は定量的研究で確かめられ，上前頭葉皮質では22％減少しているが，運動領皮質では有意のノイロン消失はない，との報告がある。

　局所には選択的なノイロン消失の出現するのは代謝性疾患，中毒性疾患，変性性疾患などでよくみられる。