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編集後記
塚越 広
pp.1412
発行日 1972年10月1日
Published Date 1972/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406203211
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- 文献概要
何か月か前,ある著明な外国の神経学者の論文を年代順にしらべたことがある。驚いたことに,その人の活動期には1年に10編以上のオリジナルを書いていることを知った。1月にほぼ1編位の割で論文を書いていたことになる。
勿論,論文の数が多ければよいというものではない。数が多くても内容の伴わない論文は無価値であり,数は僅かでも内容の優れた論文を書く方がよいことは明らかである。しかし内容が立派であれば,論文の数は多いに越したことはあるまい。その学者の論文は何れも時代の先端をゆく優れたものと思われた。
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