あとがき

▶第944回東京医学会（4月9日）で講演されたDr. ラスムッセンの興味ある研究「コーチゾンと脳浮腫」を本号の巻頭に飾つた。ついで東大脳外科のステロイド・ホルモンの新しい研究をあわせて掲載したが，脳浮腫の治療面にひとつの進歩が期待できると思う。

▶研究では「脳膿瘍の診断と治療」「MTに関する研究」「島性低血糖症」「迷走神経内遠心性線維の筋電図学的分析」「脳血流遮断と低体温法」など脳神経外科，神経科，整形外科と各科からの発表があり，症例報告では臨床と病理との共同研究がめだつている。