第7回日本腦・神經外科研究會總會 反射
反射に關する座談會
本川 弘一
1
,
林 髞
2
,
高木 健太郞
3
,
冲中 重雄
4
,
島本 多喜雄
5
,
坂本 嶋嶺
6
,
久留 勝
7
,
平澤 興
8
1東北大學生理學教室
2慶應義塾大學醫學部生理學教室
3新潟大學醫學部生理學教室
4東京大學醫學部冲中内科教室
5東京大學醫學部美甘内科教室
6東京大學醫學部生理學教室
7金澤大學醫學部外科教室
8京都大學醫學部解剖學教室
pp.1-18
発行日 1952年1月1日
Published Date 1952/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406200250
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腦波と條件反射の關係
條件反射學はソビエツトのパブロフにより始められ完成された學問でありまして,吾國に於ては林教授及びその門下の廣汎な研究があり適切な紹介がありますので,割合に行き亘り理解されておる樣でありますが,歐米諸國に於ては必ずしもそうではないのじやないかと思います。所々で誤解や無理解がおこつておりパブロフが之に對して辨明反駁にこれつとめている次第であります。
條件反射學はその方法論といい,結果といい,解繹といい誠に立派ではありますがそれ自身で餘りに完成され過ぎているきらいがあります。それ獨特の術語があつてその術語を使つて巧みに現象を説明して行く,そしてそれ以上に出ようとしないということが孤立する大きな原因であります。
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