動き
「第12回日本集団精神療法学会」印象記
武藤 隆
1
1信州大学医学部精神医学教室
pp.1118-1119
発行日 1995年10月15日
Published Date 1995/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405903976
- 有料閲覧
- 文献概要
1995年6月23,24日の2日間にわたり,北海道十勝平野の北部に位置する音更町において第12回日本集団精神療法学会が,北海道立緑が丘病院伊藤哲寛院長を大会長にして開催された。今回は例年の開催時期からずれて北海道が最も美しい6月が選ばれ,参加者は540余名であったという。
第12回大会は「集団精神療法との出会い」を大会テーマとして,4つの柱から構成されていた。大会長の伊藤氏による基調講演,土居健郎氏の特別講演,シンポジウム4題と討論,教育講演3題と討論という太い柱が大会テーマに沿って中心に据えられ,一般演題52題,ワークショップ,事例検討の3つが配置されていた。実に盛り沢山な内容であり,興味をそそられるものも多く,すべてに参加できなかったことは心残りであった。ささやかな見聞によってであるが,この学会の熱気こもる様子を紹介したいと思う。
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.