動き
「日本精神科診断学会」印象記
太田 敏男
1
1埼玉医科大学神経精神科
pp.218-219
発行日 1994年2月15日
Published Date 1994/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405903616
- 有料閲覧
- 文献概要
昨年10月30日(土),長崎市で日本精神科診断学会が開かれた。本学会は精神科国際診断基準研究会を前身とするまだ新しい学会である。研究会からの通算で13回,学会になってからは2回目の大会で,大会会長は長崎大学精神神経科学教室の中根允文教授であった。会場は長崎大学医学部構内のポンペ会館で,閑静でこじんまりとした雰囲気の中で行われた。同じ建物内に,江戸時代に西洋医学を伝えたオランダ人医師たちの肖像などが飾ってある資料室のような部屋があり,歴史の長崎を感じさせた。今回は,本学会としては参加者が比較的多く,約120名の参加があった。
今回は,特定のテーマを立てたシンポジウムはなく,特別講演とティーチング・セミナーがそれぞれ2題あり,それ以外に一般演題がテーマごとにまとめられているという構成であった。
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.