動き
「第22回日本社会精神医学会」印象記
伊藤 欣司
1
1岩手医科大学神経精神科
pp.800-801
発行日 2002年7月15日
Published Date 2002/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405905094
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浅井邦彦会長(医療法人静和会浅井病院理事長兼院長),大久保善朗副会長(東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科教授)のもと,第22回日本社会精神医学会が2002年3月7,8日の2日間にわたり,千葉市の幕張メッセ地区にあるOVTA(財団法人海外職業訓練協会)で開催された。今大会のメインテーマ「21世紀の精神医療・福祉と社会精神医学の役割」に関連して,特別講演,会長講演,理事長講演,教育講演,シンポジウム,WHOシンポジウム,レクチャー,研修コース,ワークショップで重要なテーマが取り上げられた。さらに,市民公開講座が開かれ,本学会の活動を広く進めるための場のひとつとなった。学会は,これらの28テーマ,41セッションで構成され,参加者は700名を越え,6つの会場(2日目は5会場)はすべて活気あふれるディスカッションの場,研修の場となっていた。
会長挨拶の後,さっそく6会場で一般演題の口演が開始された。一般演題の演題数は135題を数え,内容も非常に多彩であり,疾患,メンタルヘルス,リハビリテーション,犯罪・鑑定,法律など重要なテーマで2日間にわたって討論が進められた。
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