Japanese
English
特集 不登校の理解と支援
【社会資源との連携】
不登校支援における,学校内での多職種連携・協働のあり方
Multi-disciplinary Collaboration within Schools for Students not attending School
竹森 元彦
1
Motohiko Takemori
1
1香川大学医学部臨床心理学科
1Department of Clinical Psychology, Faculty of Medicine, Kagawa University, Kagawa, Japan
キーワード:
不登校支援
,
support for students not attending school
,
学校内
,
inside school
,
多職種連携
,
multi-disciplinary collaboration
Keyword:
不登校支援
,
support for students not attending school
,
学校内
,
inside school
,
多職種連携
,
multi-disciplinary collaboration
pp.1330-1335
発行日 2024年10月15日
Published Date 2024/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405207403
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
抄録
本稿では,不登校への対応として,主に学内で,教員,養護教諭,スクールカウンセラー,スクールソーシャルワーカー,さらには校医などがどのような役割を担って協働していけるのかについて論じた。学校のみで対応できない問題が増え多職種連携は不可欠である。多職種連携の重要性は認識されているが十分に機能しているとは言えない。それぞれの職務の特徴とともに,他の専門家と具体的にどのような点を協働するのか,どのような点に留意すべきかなどを具体的に記述した。学校内の不登校対応のチームが機能することによって,学校の安心安全につながる。多職種連携は「違い」を生かす実践である。「違い」から学ぶことによって,それぞれの専門性はより高まると考えられる。
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.