増大号特集 いま,知っておきたい発達障害 Q&A 98
4 診断
Q18 発達障害を疑った時,どんな心理検査を実施するのがよいでしょうか?
小西 海香
1
1慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室
キーワード:
知能検査
,
intelligence scale
,
自記式質問紙
,
questionnaire
,
自閉スペクトラム症
,
autism spectrum disorder
,
ASD
,
注意欠如・多動症
,
attention-deficit/hyperactivity disorder
,
ADHD
,
読み書き障害
,
dyslexia
Keyword:
知能検査
,
intelligence scale
,
自記式質問紙
,
questionnaire
,
自閉スペクトラム症
,
autism spectrum disorder
,
ASD
,
注意欠如・多動症
,
attention-deficit/hyperactivity disorder
,
ADHD
,
読み書き障害
,
dyslexia
pp.582-586
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206923
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A 発達障害が疑われた時,まず実施する心理検査は知能検査です。特に,ウェクスラー式知能検査では総IQだけでなく,下位検査の評価点のバラツキを見ることができます。ただし,検査の結果数値だけを見るのではなく,どのように回答したかという反応を詳しく評価することが重要です。成人の場合には,これらの客観的評価のほか自記式質問紙による主観的評価を行い,自身の問題についてどのように感じているのかを聴取し,検査結果と一致しているかを確認するとよいでしょう。
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