増大号特集 いま,知っておきたい発達障害 Q&A 98
5 鑑別と併存
Q59 発達障害と買い物依存症にはどのような関係がありますか?
松坂 雄亮
1
1長崎県精神医療センター
キーワード:
買い物依存症
,
compulsive buying
,
注意欠如・多動症
,
attention-deficit/hyperactivity disorder
,
ADHD
,
自閉スペクトラム症
,
autism spectrum disorder
,
ASD
Keyword:
買い物依存症
,
compulsive buying
,
注意欠如・多動症
,
attention-deficit/hyperactivity disorder
,
ADHD
,
自閉スペクトラム症
,
autism spectrum disorder
,
ASD
pp.703-704
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206964
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A 注意欠如・多動症(ADHD)には後先のことを考えずに衝動的に物事に飛びついてしまう報酬系の障害がみられます。自閉スペクトラム症(ASD)には特定の物事に対するこだわりや没入がみられます。こうした特性のため,発達障害があると買い物依存症のリスクが高まると考えられます。インターネット・スマートフォンの普及やキャッシュレス化など現代の買い物を取り巻く環境の変化は,買い物依存症となるリスクをさらに高めている可能性があります。
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