Japanese
English
特集 精神医学における臨床研究のすゝめ—わが国で行われたさまざまな精神医学臨床研究を参考にして
研究倫理面のミニマムエッセンス
Essential Knowledge of Research Ethics
藤原 雅樹
1
,
稲垣 正俊
2
Masaki Fujiwara
1
,
Masatoshi Inagaki
2
1岡山大学病院精神科神経科
2島根大学医学部精神医学講座
1Department of Neuropsychiatry, Okayama University Hospital, Okayama, Japan
2Department of Psychiatry, Faculty of Medicine, Shimane University
キーワード:
ヘルシンキ宣言
,
Helsinki Declaration
,
個人情報の保護に関する法律
,
Act on the Protection of Personal Information
,
臨床研究法
,
Clinical Trials Act
,
人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針
,
Ethical Guidelines for Life Science and Medical Research Involving Human Subjects
Keyword:
ヘルシンキ宣言
,
Helsinki Declaration
,
個人情報の保護に関する法律
,
Act on the Protection of Personal Information
,
臨床研究法
,
Clinical Trials Act
,
人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針
,
Ethical Guidelines for Life Science and Medical Research Involving Human Subjects
pp.5-10
発行日 2023年1月15日
Published Date 2023/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206818
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抄録
症例報告や医学研究などの学術活動は,少なくとも定められた研究倫理の指針等を遵守し,倫理的に十分配慮して行う必要がある。近年,臨床研究法の施行,個人情報保護法の改正,人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針の施行とその後の一部改正など,学術活動にかかわる法や指針等が毎年のように更新された。これらを遵守して学術活動を行うためには,知識のアップデートを続ける必要がある。細かな規則の理解も必要であるが,その前提として背景にある研究倫理の原則,理念の理解が肝要である。
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