Japanese
English
特集 インターネット依存の現在
眼科医からみたインターネットの諸問題
Ophthalmic Issues Related to Internet Abuse
綾木 雅彦
1
,
坪田 一男
1
Masahiko AYAKI
1
,
Kazuo TSUBOTA
1
1慶應義塾大学医学部眼科学教室
1Department of Ophthalmology, Keio University School of Medicine, Tokyo, Japan
キーワード:
Internet
,
Blue light
,
Eye
,
Myopia
,
Sleep
Keyword:
Internet
,
Blue light
,
Eye
,
Myopia
,
Sleep
pp.31-36
発行日 2017年1月15日
Published Date 2017/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405205299
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はじめに
インターネット(以下,ネット)を利用する機器ではほとんどlight emitting diode(LED)が背景光に使われている。ネット依存による精神的異常や異常行動とともに,長時間もしくは朝昼晩いつでも画面を見る利用者が大勢いる現在,視覚,眼組織,サーカディアンリズムへの影響も無視できない。従来からコンピュータ端末作業に伴うVDT症候群は問題であったが,携帯端末が爆発的に普及し,年齢性別を問わず小さい画面を眼から近い距離で操作するのが日常的になり,新たな問題が提起されるに至った。本稿では眼科医からみたネットの諸問題について解説する。
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