Japanese
English
短報
不安神経症の慢性期病像について
Clinical Pictures in the Chronic Stage of Anxiety Neurosis
竹内 龍雄
1
,
林 竜介
1
,
冨山 學人
1
,
岡田 眞一
1
,
山内 直人
1
,
高橋 徹
2
Tatsuo Takeuchi
1
,
Ryosuke Hayashi
1
,
Gakujin Tomiyama
1
,
Shinichi Okada
1
,
Naoto Yamanouchi
1
,
Tooru Takahashi
2
1帝京大学医学部付属市原病院精神科
2国立精神・神経センター精神保健研究所
1Department of Psychiatry, Ictihara Hospital, Teikyo University School of Medicine
2National Institute of Mental Health, National Center of Neurology and Psychiatry
pp.105-107
発行日 1988年1月15日
Published Date 1988/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405204461
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I.はじめに
不安神経症は慢性化するに従ってその病像が変化することがあることは,従来から指摘されているところである(例えば高橋ら,1984)2)。しかし果たしてどのような病像がいつ頃からどの程度に現れてくるのか,より具体的な議論は未だ十分に尽されてはいない。そこでわれわれは不安神経症の自験例のうち,発症後1年以上症状が持続している慢性例45例をとりあげ,その病像をDSM-Ⅲの診断基準等を援用して各種状態像別に整理し,経年的な比較を行って,不安神経症の慢性期病像の内容とその変化について調べてみた。
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