Japanese
English
短報
一単科精神病院における高脂血症—その特徴,頻度および入院期間との相関
Hyperlipidemia in a Mental Hospital: The clinical feature, frequency and correlation to the term of hospitalization
更井 正和
1
,
松永 秀典
2
,
漆葉 成彦
1
,
宮崎 浄
1
Masakazu Sarai
1
,
Hidenori Matsunaga
2
,
Naruhiko Uruha
1
,
Kiyoshi Miyazaki
1
1大阪逓信病院精神科
2大阪府立病院精神神経科
1Department of psychiatry, Osaka Teishin Hospital
2Department of Neuropsychiatry, Osaka Prefectural Hospital
pp.1381-1383
発行日 1986年12月15日
Published Date 1986/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405204258
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I.はじめに
血中脂質の値は,食事内容や食事量によって影響をうけ,例えば在米日系二世は国内居住者に比べて,著明な高値を示すことは周知の事実である。同様に,単科精神病院の入院患者は,長期間にわたって食事内容を管理されるという意味で特異な環境におかれており,血中脂質の値が一般人口と異なることが予想される。今回,著者らは一単科精神病院の入院患者の血中脂質の値を調べ,その特微を検討したので簡単に報告する。
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