Japanese
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研究と報告
初老期赦免妄想(Rüdin)への一寄与
Ein Beitrag zum präsenilen Begnadigungswahn (Rüdin)
中田 修
1
,
本沢 実
2
Osamu Nakata
1
,
Minoru Motozawa
2
1東京医科歯科大学犯罪心理学研究室
2八王子医療刑務所
1Dept. of Criminal Psychology & Forensic Psychiatry, Institute of Forensic Sciences, Tokyo Medical & Dental Univ.
2Hachioji Medical Prison
pp.19-24
発行日 1970年1月15日
Published Date 1970/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201556
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初老期赦免妄想(Rüdin)に該当すると思われる1症例を報告した。その症例を妄想様構想(Birnbaum)のカテゴリーに属せしめることが可能である。これと関連して,初老期赦免妄想の位置づけをこころみ,それを妄想様構想のなかに包括させることも不可能ではないが,老人性・退行性変化が不可欠の前提条件であることが証明できれば,その臨床的独立性を認めるべきであると考えられる。
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