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資料
肺結核合併精神患者の管理について
Care of Psychotic Patients Combined with Tuberculosis
時沢 哲也
1
,
森 靖博
1
,
金田 良夫
1
T. Tokizawa
1
,
Y. Mori
1
,
Y. Kaneda
1
1茨城県立友部病院
1Prefectural Tomobe Mental Hospital
pp.839-848
発行日 1965年9月15日
Published Date 1965/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200906
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I.はじめに
精神障害と結核の関係については1)〜5),これまでいろいろ論じられ,さらに精神障害者の結核管理についても,個々の病院を中心としたものは,二,三報告されている6)〜8)。
結核管理とは,患者を発見しこれをふたたび社会へ復帰させるまでの一連の手段をいうが,精神障害者の結核管理は,一般のそれよりいろいろ複雑な因子が加わつていつそう困難である。
そこで,われわれはこの困難な精神障害者の結核管理上問題になる点を明らかにし,さらに,その対策をたてるための第一歩として,全国の精神病院における実情を調査したが,その結果の報告とともに若干の考察を述べたい。
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