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資料
精神障害者の入院について—第6編 考察
Hospitalization of the mentally ill.: 6. Some considerations
田村 幸雄
Y. Tamura
pp.195-199
発行日 1962年3月15日
Published Date 1962/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200421
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Ⅰ.非自由入院の根源と目的
1.非自由入院の根源
精神障害者の非自由入院は,しばしば本人の意思が無視されて行なわれ,入院後も行動の自由が制限されるが,その根源となるはつぎのごとくである。
1)精神障害者はしばしば自他に危険性がある。
2)精神障害者はしばしば病識や判断能力に欠け,入院治療の必要性に対する適正な認識を欠く。医師や家人の説得に応ぜず,入院後も自由状態では無断帰宅する傾向がある。
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