Japanese
English
研究と報告
小児分裂病の急性症状と身体意識
Acute Childhood Schizophrenia and Body Image
阪本 正男
1,2
,
松岡 和子
1,2
M. SAKAMOTO
1,2
,
K. MATZUOKA
1,2
1大阪市大神経科教室
2阪本病院
1Department of Neuropsychiatry, Osaka City University-Medical School
2Sakamoto Psychiatric Hospital
pp.853-858
発行日 1961年10月15日
Published Date 1961/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200380
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1)小児分裂病徴候論を展望して,対人関係・自閉傾向を論じたものと,身体意識の変容を主として扱つたものがあることをのべた。
2)急性分裂病の症例をあげ,その身体意識の変容が急激に一過性におこることをBender Gestalt Testその他の投影技術を用いて示した。
3)異つた学問的,社会的立場にある先進者たちが,記述した種々の徴候群が同一の患者に一過性につぎつぎとあらわれることもありうることを明らかにした。
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