動き
「第50回日本児童青年精神医学会」印象記
亀山 正樹
1
1群馬大学医学部附属病院
pp.415
発行日 2010年4月15日
Published Date 2010/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405101614
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第50回日本児童青年精神医学会(50th Annual Meeting of the Japanese Society for Child and Adolescent Psychiatry)が,門眞一郎会長(京都市児童福祉センター)のもと2009年9月30日から10月2日にかけ,京都市の国立京都国際会館で開催された。本大会の基調テーマは「螺旋―共生社会への歩み―」であり,全国から1,600名を超える参加があった。これは,本学会のこれまでの参加人数記録を更新する数字であった。
このように多くの方が足を運ばれた理由はいくつか考えられるが,なんといっても本大会のプログラムの魅力が挙げられよう。その内訳は,会長講演1題,特別講演3題,記念講演2題,教育講演10題,教育症例検討3題,シンポジウム3題,症例検討4題,一般演題92題,ポスター132題に加え,倫理検討委員会セミナー,子どもの人権と法に関する委員会パネルディスカッション,教育に関する委員会シンポジウム,福祉に関する委員会セミナーといったものであり,児童青年精神医学の広範な内容が,参加者のニーズに合わせ,多様で柔軟な発表形式のもと提供されていた。
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