Japanese
English
研究と報告
テロリズムがTVメディアを媒体として一般市民に与える精神的影響の文献的考察
A Review of the Effects of Terrorism on General Citizen through TV Media
香月 毅史
1
,
叶谷 由佳
2
,
鈴木 英子
3
,
佐藤 千史
4
Takeshi KATSUKI
1
,
Yuka KANOYA
2
,
Eiko SUZUKI
3
,
Chifumi SATO
4
1東京医科歯科大学保健衛生学研究科健康情報分析学
2神戸市看護大学
3天使大学
4東京医科歯科大学保健衛生学研究科健康情報分析学
1Department of Analytical Health Science, Graduate School of Health Sciences, Tokyo Medical and Dental University
2Kobe City College of Nursing
3Department of Nursing, Tenshi College
4Department of Analytical Health Science, Graduate School of Health Sciences, Tokyo Medical and Dental University
キーワード:
PTSD
,
Terrorism
,
TV
Keyword:
PTSD
,
Terrorism
,
TV
pp.493-503
発行日 2004年5月15日
Published Date 2004/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405100486
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抄録
テロリズムがTVメディアを媒体として一般市民に与える精神的影響に着目し,“PTSD,テロリズム,暴力,TV”をキーワードとして抽出された日米の文献を調査した。米国ではスリーマイル原発事故を契機にTVメディアの影響が研究され,特にオクラホマシティー爆弾事件,9.11などのテロリズムにおいては,直接被害を受けていなくてもTVによる曝露が一般市民に精神的影響を与えることが確認された。現在,TVメディアの影響は精神的被害の拡大と癒しの両面で注目され研究が続けられている。しかし,日本において一般市民へ与える精神的影響について調査された文献は皆無であった。
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