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私のカルテから
Olanzapine口腔内崩壊錠にてBPSDが改善したアルツハイマー型認知症の1例
A Case of Alzheimer-type Dementia with BPSD Treated Well with Olanzapine-ODT
山本 健治
1
,
原田 研一
1
,
菊地 裕子
1
,
白坂 知信
1
Kenji YAMAMOTO
1
,
Ken-Ichi HARADA
1
,
Yuko KIKUCHI
1
,
Tomonobu SHIRASAKA
1
1北仁会石橋病院
1Hokujinkai Ishibashi Hospital, Otaru, Japan
pp.55-57
発行日 2007年1月15日
Published Date 2007/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405100375
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はじめに
認知症における非認知機能障害である攻撃,徘徊,焦燥などの行動症状および感情不安定,抑うつ気分,幻覚妄想などの心理症状,すなわち認知症の行動・心理症状(以下,BPSD)は,薬物治療や環境整備,心理的介入などにより症状改善が期待され,今日の認知症治療の重要な目標となっている。
今回,我々はolanzapine口腔内崩壊錠(以下,olanzapine-ODT)にてBPSDの改善を認めたアルツハイマー型認知症を経験したので報告する。
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