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特集 サルコイドーシス
サルコイドーシスの病理診断へのアプローチ
An Approach to the Pathological Diagnosis of Sarcoidosis
武村 民子
1
Tamiko Takemura
1
1日本赤十字社医療センター病理部
1Department of Pathology, Japanese Red Cross Medical Center
pp.29-35
発行日 1998年1月15日
Published Date 1998/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404901622
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はじめに
サルコイドーシスは多臓器に非乾酪性類上皮細胞肉芽腫を形成する全身疾患であり,極めて多彩な臨床像を呈する.臨床像の多彩さは病理形態的には肉芽腫の分布,密度,臓器侵襲の程度のみならず,ミクロアンギオパチーなどの非肉芽腫病変の関与によっても生ずることが明らかになってきた1).本稿では,サルコイドーシスの病理診断のアプローチについて肺病変を中心として述べる.
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