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特集 ニューメディアと医療画像
ニューメディアと医療画像システム
New Media and Medical Imaging System
大櫛 陽一
1
Yoichi Ogushi
1
1東海大学医学部医学情報部
1Department of Medical Informatics, School of Medicine, Tokai University
pp.3-6
発行日 1995年1月15日
Published Date 1995/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900980
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医療における情報化は予想以上の速度で進みつつある.病院内では,外来診察室や病棟詰め所に端末が設置され,オンラインで,指示の伝達や予約の取得が可能となっており,検査結果などの患者情報や空床状況を即座に画面に表示出来るようになってきた.また,教育研究用の端末からは,インターネットへの接続など,世界とのコミュニケーションが現実のものとなってきている.地域では,21世紀における超高齢化社会への多くの先進的な取り組みが始まっている.保健医療福祉の連携のためのICカードや光カードによるオフラインネットワーク,ディジタル電話回線網であるISDNを使ったオンラインネットワークなどが報告されるようになってきている1〜5).
医療における画像情報の重要性は,ますます高まっており,モノクロ静止画,カラー静止画,動画,ホログラム,バーチャルリアリティなどの多くのモダリティを使うことが可能となっている.また,高分解能化,高速化,高機能化,3次元表示化などが進みつつある.
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