Japanese
English
装置と方法
Holter型24時間血圧記録計
24-hr ambulatory blood-pressure recorder
栃久保 修
1
Osamu Tochikubo
1
1横浜市立大学医学部第2内科
1The Second Department of Internal Medicine, Yokohama City University, School of Medicine
pp.1259-1266
発行日 1987年12月15日
Published Date 1987/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404205163
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一般臨床で広く用いられているRiva-RocciとKoroto—koffによる聴診法は,血圧を簡単でしかも比較的精度も良く測定でき,極めて有用な方法であるが,測定時に測定装置に拘束されるため活動時や睡眠時の血圧測定は困難である。1日の血圧は約10万拍存在し健常者でも2〜30mmHg,高血圧者では30〜100mmHgも変動しているため,各個人の1日の血圧を正確に評価するのには,血圧計を携帯し無拘束状態下でなるべく日常活動を制限しないように24時間記録することが理想的である。
これには,携帯式の観血的血圧記録法と非観血的血圧記録法があり,正確な血圧変動を測定するのには前者の方法が,臨床上では後者の方法が用いられている。
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