Japanese
English
特集 運動の生理
9.機能検査としての運動負荷試験—循環系
The Exercise Electrocardiogram, as a Functional Capacity Test in Cardiac Patients
新谷 博一
1
,
成沢 達郎
1
,
木村 三津夫
1
,
石井 靖夫
1
,
藤巻 忠夫
1
,
三宅 和彌
1
,
金沢 英夫
1
Hirokazu Niitani
1
,
Tatsurou Narusawa
1
,
Mitsuo Kimura
1
,
Yasuo Ishii
1
,
Tadao Fujimaki
1
,
Kazuya Miyake
1
,
Hideo Kanazawa
1
1昭和大学医学部第三内科
13rd Department of Internal Medicine, School of Medicine, Showa University
pp.507-514
発行日 1968年6月15日
Published Date 1968/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201912
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はじめに
循環器系の機能検査として臨床上行なわれている運動負荷試験としては,まず第一に心電図検査における運動負荷試験,すなわち運動負荷心電図がもっとも広く行なわれていることは周知のとおりである。その他に運動負荷による血行動態に対する影響について調べることもしばしば行なわれているが,研究的あるいは半ば研究的に行なわれている程度で,臨床上の日常検査として確立普及しているものはない。また運動負荷心音図も一部で試みられているが,負荷心音図としてはむしろ薬剤投与によるものが主体である。
本特集においては,血行動態に対する影響は別項で述べられるようであるし,われわれ自身血行動態に対する運動負荷試験の経験があまりないので,本稿においては主として運動負荷心電図について述べてみたい。
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