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文献抄録
体外循環中のリンパ流量のパターン—BAUE, A. E., et al. : The Pattern of Lymphatic Flow During Extracorporeal Circulation 7. Thorac. & Card ioyasc. Surg. 50 (5) : 618-657, 1965.
The Pattern of Lymphatic Flow During Extracorporcal Circulation
pp.961
発行日 1966年11月15日
Published Date 1966/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201683
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vascular homeostasisにおけるリンパ循環の重要性が認識せられてきたが,体外循環時の変化については未だ詳しく研究せられていない。リンパ循環の研究はva—scularおよびinterstitialの液体量の相対的変動,またはcapi—llary membraneを通しての濾過および再吸収の結果を測定するのに価値のあるものである。
著者の体外循環という unste—adyな状態におけるリンパ流量の変化を雑種犬を用いて測定した。検査対象として28犬についてplastic bubble oxygenatorまたはdiscxygenatiorを用い,常温下体外循環を行ない,装置充填液の組成を種々変化させてその影響も検討した。controlとして15犬にoligemic hypotension,急速動静脈内輸液,下大静脈の部分的閉塞を行なった。頸部または横隔膜上部において胸管内にca—nnuleを挿入し,リンパ流量(ml/min),比重,赤血球数,遊離Hb量を測完し,さらに20〜30μcのRISAを灌流前に注入し,リンパ液および血漿中の1mlあたりのカウトン数を測定した。
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