Japanese
English
今月の主題 まれな食道疾患の鑑別診断
症例 ─びらん・潰瘍・陥凹を示す病変の特徴と鑑別─憩室内癌
Esophageal Carcinoma Arising from Diverticulum.
太田 正穂
1
Masaho Ota
1
1東京女子医科大学消化器外科
1Department of Surgery, Institute of Gastroenterology, Tokyo Women's Medical University Hospital, Tokyo
キーワード:
食道憩室
,
食道腫瘍
,
早期食道癌
,
放射線療法
Keyword:
食道憩室
,
食道腫瘍
,
早期食道癌
,
放射線療法
pp.208-210
発行日 2016年2月25日
Published Date 2016/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403200549
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症例の特徴
既往歴:アルコール性肝硬変,心筋症,食道癌.
現病歴:2004年に食道癌に対して前医にて内視鏡的粘膜切除術(endoscopic mucosal resection ; EMR)を施行していた.以後,年1回程度の内視鏡による経過観察を行っていた.2013年の内視鏡検査で中部食道に上皮内癌が指摘されたため,当科へ紹介され受診となり,アルゴンプラズマ凝固法を行った.治療後は約半年ごとに内視鏡検査による経過観察を行っていたが,2015年6月の内視鏡検査で下部食道の憩室内に病変が指摘された.
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