Japanese
English
今月の主題 経鼻内視鏡によるスクリーニング
主題
経鼻内視鏡によるスクリーニング―私はこうしている
Screening by Transnasal Endoscopy─How I do it
安田 貢
1
,
青木 利佳
1
,
曽我部 正弘
1
,
大塩 敦郎
1
,
鹿児島 彰
2
,
井上 博之
2
,
山ノ井 昭
2
Mitsugi Yasuda
1
,
Rika Aoki
1
,
Masahiro Sogabe
1
,
Atsuo Oshio
1
,
Akira Kagoshima
2
,
Hiroyuki Inoue
2
,
Akira Yamanoi
2
1香川県立がん検診センター消化器科
2香川県立がん検診センター内科
キーワード:
経鼻内視鏡
,
胃がん検診
,
AIM
,
インジゴカルミン
,
酢酸
Keyword:
経鼻内視鏡
,
胃がん検診
,
AIM
,
インジゴカルミン
,
酢酸
pp.980-982
発行日 2012年5月25日
Published Date 2012/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403113490
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
経鼻内視鏡検査の適応と前処置
当センターの上部消化管内視鏡検査では,高画質のハイビジョン内視鏡GIF-H260,Q画質のGIF-PQ260,比較的低画質の経鼻用極細径内視鏡GIF-N260,XP260N,XP260NSを用いている.胃癌リスクが高い受診者には高画質の経口内視鏡での検査を勧めているが,咽頭反射が特に強い場合は本人の希望も考慮して経鼻内視鏡を勧めている1).
前処置は,プロナーゼなど服用時に0.05%硝酸ナファゾリン液を両鼻腔に噴霧し,10~15分後,内視鏡室にて4%塩酸リドカイン液9ml+0.1%ボスミン液1mlの混合液を両鼻腔に噴霧する.さらにゼリーを塗布した綿棒または16Frネラトンカテーテルで,鼻腔の通過状態を確認する.カテーテルは約1~2分留置する.以上の鼻腔内の確認処置は内視鏡医が施行している.
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.