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海外文献紹介「浸潤癌を有するポリープの大腸内視鏡検査とその処置」
小林 世美
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1愛知県がんセンター第1内科
pp.42
発行日 1980年1月25日
Published Date 1980/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403113462
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Colonoscopy and the Management of Polyps Containing Invasive Carcinoma: T. Coutsoftides, M.U. Sivak, S.P. Benjamin, D. Jagelman(Annals of Surgery 188: 638~641,1978)
内視鏡的ポリペクトミーで回収した477コのポリープの中で,17コ(腺管腺腫が13コ,腺管絨毛腺腫が4コ)が浸潤癌を有していた.腺管腺腫で浸潤癌を有していた13例中6例は,癌遺残が疑われ手術をうけた.3人では癌遺残はなく,他の3人ではポリペクトミーのところに癌遺残があった.うち1人の患者からとられた6コの腸管周囲リンパ節中2コに癌を認めた.手術をうけなかった5人の患者が経過観察された.うち1人にポリペクトミーの2年後に別の部位に癌が発見された.他の患者では異常を認めなかった.浸潤癌を有した腺管絨毛腺腫が4例あり,2例は手術をうけた.うち1人にポリペクトミーの場所に癌遺残があった.他の2例は,術後の経過観察で癌は発見されていない.
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