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海外文献紹介「多発性胃ポリープと副甲状腺腺腫:2症例の報告」
小林 世美
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1愛知県がんセンター第1内科
pp.1230
発行日 1977年9月25日
Published Date 1977/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112557
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Multiple Gastric Polyps and Parathyroid Adenomas: Report of Two Cases: K. C. B. Bodily, A. Mowlem, J. E. Hoffman (Amer. J. Surgery 122: 118~120, 1976)
胃の多発性ポリープはまれな疾患で,これと内分泌異常の合併は更にまれである.多発性胃ポリープと副甲状腺腺腫合併例2例を報告する.
第1例は,55歳の女性.2年間の上腹部愁訴あり,胃X線検査で,多発性胃ポリープを診断さる.以前より高血清カルシウム値を示していたが,術後も続いているので2年後再入院.精査により原発性副甲状腺機能充進症の診断がなされ,右副甲状腺に2.5×1.5cmの腺腫が発見され切除された.術後血清カルシウム値は下降した.
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