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書評「臨床検査診断学」
柴田 進
1
1川崎医科大学
pp.104
発行日 1977年1月25日
Published Date 1977/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112452
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東大の山中學教授と阪大の熊原雄一教授が手をとりあって「臨床検査診断学」を医学書院から新しく上梓された.この書物はおよそ60名のわが国におけるもっとも活動力の大きい気鋭の士の協同執筆になるもので,その中には私が臨床病理学の領域でいろいろお世話になったり,はげまし合って進んできた仲間が沢山いらっしゃるので,そのできばえには特に関心をもって通覧させていただいた.
一口にいって非常に内容豊富で多方面にわたっており,この書物一冊を読みこなしていれば基礎医学(生理学,生化学)にしろ,臨床医学(ことに内科学)にしろ,臨床家になるために最低限度必要な基本知識を身につけることができると感じた.
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