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今月の主題 胃癌―5年以後の再発
座談会
胃癌―5年以後の再発
Panel Discussion―Gastric Cancer Recurrence with Free Interval of more than Five Years
西 満正
1
,
岡島 邦雄
2
,
北岡 久三
3
,
高木 国夫
4
,
副島 一彦
5
,
長与 健夫
6
T. Nagayo
6
1鹿児島大学第1外科
2岡山大学第1外科
3国立がんセンター外科
4癌研付属病院外科
5九州大学第2外科
6愛知県がんセンター病理
pp.74-87
発行日 1977年1月25日
Published Date 1977/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112421
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司会(長与) 今日は遠くから,雨の中を,またご多忙の中をお集まりいただきましてありがとうございます.これから「胃癌の5年以後の再発」というテーマで座談会を始めさせていただきます.
振り返ってみますと,胃癌の手術をして延命が期待できれば成功だというのが昔のわれわれの考えでありましたけれども,最近ではそのへんの考えが幸いなことに改められるようになってきました.とくに早期の胃癌がかなり多く見つかるようになってきて,胃癌の術後の予後は期待できるものが多くなってきたということができようかと思います.しかし他方では残念なことに,5年生存が期待できないケースが多いということもまた事実でありまして,少しでもその率を高めることがわれわれの当面の目標の1つであるわけです.
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