印象記
第3回世界消化器病学会
石川 誠
1
,
柚木 宏
2
,
高田 洋
3
,
川井 啓市
3
,
中山 文夫
4
,
井上 幹夫
5
,
青山 進午
6
,
戸田 安士
6
,
細田 四郎
7
,
森 克巳
7
,
松永 藤雄
8
,
内藤 聖二
9
,
三好 秋馬
10
1東北大山形内科
2広島大学浦城内科
3京府医大増田内科
4九大第一外科
5九大桝屋内科
6名大青山内科
7京府医大増田内科
8弘前大内科
9順天大山川内科
10京大脇坂内科
pp.270-292
発行日 1967年2月25日
Published Date 1967/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110476
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
19日(月)8時30分から,HallBにおいてパネル(1)Intestinal Absorptionがchairman,Dr. H. M. Pollard(ミシガン大,胃腸科),moderatorは松永藤雄教授(弘前大内科)とDr. D. H. Smyth(York,Sheffeld大,生理)で定刻通りはじめられた.
Pollard教授は開会にあたり,松永教授の御努力に感謝され,ついでmalabsorption syndrome(以下MASと略す)の研究の発展の歴史を短かく紹介した.すなわち,gluten-free食餌とWoodによる粘膜研究方法の発見以来この領域への関心が高まり,電顕により微細構造も明らかとなり,一方クロマトグラフィーや反転腸管などの手技も応用され,また臨床的にも蛋白漏出性胃腸症や,従来機能異常と思われていたのが実際には酵素欠乏によると判明したdisaccharidase deficiencyなどの知識も普及し,各種の基礎的機序の解明もすすみつつあると挨拶した.
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.