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編集後記
青山 大三
pp.1603
発行日 1967年12月25日
Published Date 1967/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110443
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今まで「胃と腸」はほとんど胃疾患のことでしめられていたが,本号は趣をかえて小腸をテーマにして発刊されることになった.
日本のある有名な胃疾患学者が放談されたことがある.それは自分は胃のことを考えると太平洋へ船出したような気になる.自分はどこえ行き,どこの変化を探す気なのかと自分の目的がわからなくなる.それで胃の部分を九つ位にわけて,それぞれの場所,各種の検査方法をそれぞれ配当し,一つの部分につき3人の医師を配置し,27人で,一つの胃を検査して10年位やったら一寸面白いことができるのではないだろうかといわれたことがある.
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