初心者講座
早期胃癌の見つけ方(8)
望月 福治
1
,
渋木 論
2
Fukuji Mochizuki
1
1仙台市医療センター
2宮城県対がん協会・がん検診センター
pp.923-926
発行日 1986年8月25日
Published Date 1986/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110310
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Ⅳ.発赤の読み
前回,内視鏡は多方向からの撮影と空気量の調節か診断に有用であることを述べた.今回はこの方法を応用しながら,主として発赤の読影について話を進めることにしよう.
内視鏡を挿入していくと,幾つかのチェックポイントを見出すことができる.すなわち病的な変化としては,変形,ひきつれ,潰瘍,陥凹,発赤および隆起などが目につくであろう.これらのうち割合見逃されやすい発赤に目を向けることにする.
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