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海外文献紹介「サルファサラジンは潰瘍性大腸炎で葉酸の吸収を阻害する」
小林 世美
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1愛知県がんセンター第1内科
pp.230
発行日 1983年3月25日
Published Date 1983/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109310
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Sulfasalazine Inhibits the Absorption of Folates in Ulcerative Colitis: C.H. Halsted, G. Gandhi, T. Tamura(N Eng J Med 305: 1513~1517, 1982)
潰瘍性大腸炎疾患の患者でしばしば起こる葉酸欠乏は,サルファサラジンの使用に部分的に起因すると言われる.In vitro では,サルファサラジンは葉酸の腸管輸送や肝での葉酸酵素の阻害剤である.しかしながら,サルファサラジンの使用と葉酸の吸収不良の発現や欠乏との明らかな関連はまだ十分証明されていない.
著者らは,潰瘍性大腸炎の患者でサルファサラジンの使用と葉酸吸収不良および欠乏の関連について研究し,殊にサルファサラジン投与患者と非投与患者での低血清葉酸値の頻度を比較した.
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