ディスカッション
本号掲載:「ヒト胃腸上皮化生の研究―特にgoblet cell me-taplasiaについて」(佐竹儀治・他)について
佐竹 儀治
1
,
喜納 勇
2
,
望月 孝規
3
,
武藤 徹一郎
4
1昭和大学藤が丘病院消化器内科
2浜松医科大学第1病理
3日本専売公社東京病院検査科
4大森赤十字病院・外科
pp.1044
発行日 1982年9月25日
Published Date 1982/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108830
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佐竹論文について
今までの諸家の定義と粘液および酵素組織化学的所見について,再検討し,問題を整理するためには,腸上皮化生の個々の腺管の中の構成細胞の性状を厳密に記載することが必要であり,その意味で本論文は,生検診断上,有用な提案と考えられる,しかし,胃粘膜の本来の腺窩上皮に杯細胞が混じって出現する現象を,個々の細胞である杯細胞に化生という語を組み合わせて定義することに問題がある.
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