Coffee Break
高リポ蛋白血症は膵炎の準備状態か
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pp.750
発行日 1981年7月25日
Published Date 1981/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108094
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高リボ蛋白血症と膵炎の関係は古くから知られている.両者合併例では,リボ蛋白の電気泳動でFredrickson分類のtype Ⅰ,Ⅳ,Ⅴのパターンが通常みられる.
StackhouseらやWangらは膵炎に脂質異常が続発し,膵炎の回復に伴って正常化すると考えている.しかし,Cameronらは逆に高脂血症が膵炎発生に何らかのかかわりがあると考えている.高リボ蛋白血症typeIまたはVの患者は確かにしばしば急性膵炎を起こすことは臨床的に経験することであり,高脂血症の改善により膵炎を起こさなくなることも何となく認識されている.
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