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海外文献紹介「潰瘍性大腸炎患者家族における特発性炎症性腸疾患の頻度」
桜井 幸弘
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1関東逓信病院消化器内科
pp.316
発行日 1988年3月25日
Published Date 1988/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107965
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Prevalence of inflammatory bowel disease among relatives with ulcerative colitis: Mons'n U, et al(Scand J Gastroent 22: 214-218, 1987)
潰瘍性大腸炎(UC)患者家族からは特発性炎症性腸疾患(IBD)が高率に発症することが知られているが,バイアスのない研究は少ない.1955年から79年までの25年間にストックホルムで診断された1,274例のUCについて家族内発生の頻度を全例個人面接で調査し,家族内発症のIBD全例について病歴で確認できた.結局対象としたUCは963例で,その中から76例の家族内発症のIBDが確認された.
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