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海外文献紹介「結腸癌に近接した良性(非ポリープ性)粘膜変化.20例の光学顕微鏡的研究」
小林 世美
1
1愛知県がんセンター第1内科
pp.1652
発行日 1978年12月25日
Published Date 1978/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107570
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Benign (Nonpolypoid) mucosal changes adjacent to carcinomas of the colon: A light microscopic study of 20 cases: R.O. Saffos, R.M. Rhatigan (Human Pathology 8: 441~449, 1977)
一般に,結腸癌の近接粘膜は,正常かまたは著変はないと考えられている.この研究では,無作為に選んだ20例の結腸癌の近接域の粘膜所見を呈示する.これらの所見は,腺腫ではないが,正常の粘膜とも異なるといいたい.方法は,20例の結腸癌例で,腫瘍から5cm離れたところの粘膜が採取された.肉眼的には,浸潤性または潰瘍性の癌で,組織学的には,分化型腺癌を扱った.
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