入門講座 胃癌診断の考え方・進め方・15
⑥内視鏡の質的診断―(その1)
市川 平三郎
1
,
城所 仂
2
,
八尾 恒良
3
,
多賀須 幸男
4
,
中村 恭一
5
1国立がんセンター病院
2順天堂大学消化器外科
3福岡大学第1内科
4関東逓信病院消化器内科
5筑波大学基礎医学系病理
pp.340-345
発行日 1980年3月25日
Published Date 1980/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106776
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●経験の積み重ねが基本
市川 次は内視鏡の質的診断です.生検はあとにして,内視鏡観察による,また撮影したフィルムによる質的診断,癌がどうかという診断を下すということですが,その場合に一番大切なことを総論的にいうと,城所先生.
城所 質的診断になると多分に経験的な要素が入ってきます.同じ疾患でも,ずいぶんバラエティに富んでいますから,多くの症例を経験し頭の中にそれらのイメージを描きながら質的な診断を下していく.
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