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海外文献紹介「偽膜性大腸炎の初発症状としての急性腹症」
矢野 幹子
1
1関東逓信病院消化器内科
pp.67
発行日 1992年1月25日
Published Date 1992/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106678
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Acute abdomen as the first presentation of pseudomembranous colitis: Triadafilopolous G, et al(Gastroenterology 101: 685-691, 1991)
病床数400のカリフォルニアの某病院で,14か月間に88例のC. difficile(CD)感染例があったが,下痢(1日5回以上)がないか軽度で,腹部膨満,腹痛など急性腹症の症状を呈した偽膜性大腸炎6例を経験した.腹部単純X線像は巨大結腸2例,小腸大腸の拡張3例(うち1例は腸捻転様),イレウス類似の小腸拡張1例であった.コロノスコピーでは1例を除いてびまん性または分節性に偽膜を認めた.
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