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初心者講座 食道検査法・13
内視鏡所見の読み方
How to Diagnose Esophageal Diseases (13)
吉田 操
1
Misao Yoshida
1
1東京都立駒込病院外科
pp.103-106
発行日 1989年1月25日
Published Date 1989/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106380
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はじめに
食道癌の治療方針は深達度により異なる.食道癌取扱い規約によれば,癌の深達度はa0-a3までに分類される1).検査法と深達度診断の精度との関係をみると,上皮内(ep)癌や粘膜(mm)癌においては内視鏡所見に基づく深達度の推定が最も正確である.食道疾患研究会の内視鏡委員会は食道癌の新しい病型分類案を発表したが2)(Table 1),これまでに経験した多数の症例の診断,治療結果を反映したものである.ここでは表在癌が既に発見されていると仮定して,その深達度を内視鏡所見に基づいていかに推定するかについて述べる.
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